英語ができなければ通関士にはなれないのか

通関士は英語ができなければ、そもそも仕事にならないのでは?と思われている方も多いと思います。しかしながら、そんなことはありません。高校卒業程度の英語の知識でも十分に仕事をこなすことができます。

まず肝心な試験の内容ですが、英語の文章が出ることはなく、全て日本語で出題されます。よって英語が読める必要はないのです。ただし、科目の一つに通関書類作成の実務試験があります。その中に英単語として「署名」など、通関における必要最低限なものが出てきます。ただ、それもある程度対策しておけば十分に覚えられるものですので、そこまでの心配はいりません。

では実際の業務においてはどうなのでしょうか。仕事は基本的にデスクワークとなります。外国の方と会って取引をするというイメージをお持ちの方も中にはいらっしゃると思いますが、そういった機会はほとんどありません。だから英会話の能力は求められないのです。
しかしながら、書類の作成やチェックをする際に英語が出てくることがあるため、読み書きの力は多少必要となります。ただそれも、貿易関連の単語で利用するものはほとんど決まっているため、次第に慣れていくものす。出てくる単語も専門的なものですので、仮に英語が得意な人でもすぐに理解できるものではありません。

つまり通関士とは、さほど英語力がなくても十分に通用することがわかります。もし自分は英語が苦手なので、と敬遠していた人は、気にせずに挑んでみましょう。逆に英語が得意で、自分の語学力を生かした仕事をしたいと思っている人は、別の仕事をした方がよいかもしれません。